浦上陽介茶器個展

Yousuke Urakami

teaware solo exhibition 2021

2021.03.13 sat ~ 03.17 wed

​13:00~19:00

期間中無休&予約不要

(お茶のテイスティングは13日、14日はお休み)

​作家在廊日:3月13日、14日

ご来店の難しい方は作品図録を12日からご覧いただけます。

メールでご注文は14日夜20時から受付いたします。

今から三年前に青春18で浦上さんの宮城県蔵王町にある工房へ訪ねました。倉庫を工房に改装し、近くの古民家の二階を借りて仕上げの作業場に。三月の蔵王はまだ寒く、倉庫のストーブでお湯を沸かしてコーヒーを淹れてもらった浦上さんになぜここで工房を構えるかと聞いたら、こけしの職人さんにカンナを勉強したいと。印象深い答えでした。
浦上さんは長崎県五島列島のご出身。高校卒業して東京の桑沢デザイン研究所に入学。しかし新しいデザインがどんどん世に出て、過去のデザインが捨てられたのに違和感を感じたそうです。商品に合わないことに気付き、在学中に都内のある家具工房の師匠と出会い、それから約十年間家具工房で修行しました。2016年に独立し、家具やうつわなどの製作に取り組んでいます。
素材に敬意を払い、素直に向き合う。裏面の細かい所までとても丁寧に仕上げ、職人気質が強く感じられる一方、今までにない形を作り出し、作品に新たな精神性を与える試みにいつも感心します。DM作品の箔貼お盆は、独立以来ずっと製作している銀箔貼りをいぶし銀のような使い込まれた質感に硫化させ、漆で硬化させた和紙を紐にし、「垣根」を表現する作品です。
今回の茶器個展はお盆を多めに展示する予定です。東京では初の個展となります。ぜひご期待ください。浦上さんとお待ちしております。


ものがまえ 山師
樹を伐ることを生業にする彼らは何十年、何百年とそこに立って生きてきた樹々の命を絶つことになりますので、彼らは樹にお神酒を供え、その日の作業の安全を願い、山の生き物の命をいただくことへの感謝を伝えています。
木工を生業にする僕らは、そうして伐採された木材が道具へと変わっていく最後の仕事を任されていますので、彼らから引き継いだその精神が、僕らの中に深く濃く残っていることがとても大切なことなのだと思います。

​浦上陽介


作家略歴

1985年 長崎県五島列島に生まれる
桑沢デザイン研究所卒。在学中から家具工房で約十年間修行。
2016年に独立
2021年 現在宮城県蔵王町にて製作